今回はボイスコへの声の依頼についてまとめていく。
ボイスコによってはテンプレートを指定している方もいるので、その場合は指定に沿った書式で依頼すること。
またそういったものを見逃さないために、依頼前にサイトを隅々までチェックしておくこと。
・件名
「声の依頼です」などのような曖昧なものではなく「ボイスドラマCV依頼」など、やってほしいことがひと目で分かるように書く。
・宛名
当たり前だが書き間違えないこと。変わった漢字を使っている方もいるので、不安なら必ずコピペするようにしよう。
・名前
企画者名。サークルや団体の場合は団体名も明記。
○依頼内容(企画の詳細)
・カテゴリ
ボイスドラマ、ナレーション、ゲームのキャラクターCVなど
・役割の詳細
CVならキャラクターのプロフィール。名前、性別、年齢、性格など。また、どのような声がいいかについても明記する。例えば「サンプルボイスの○○のような雰囲気」など。
基本的にサンプルボイスや本人の出演作品を例に出すほうが親切。既存の作品のキャラクターや芸能人風のようなリクエストはボイスコが応えられない可能性があるので控える。
・スケジュール
声の提出締切、作品公開日は最低限決めてから依頼すること。これがわからない依頼はクリエイター側にしてみれば不安しかない。また台本は9割以上出来上がってから依頼すること。未完の場合は完成予定日を明記すること(本来は台本も完成してから依頼するべきだが、長編の場合など例外が認められるケースあり)。
締切はクリエイター側の生活事情などを考慮し、依頼日より2〜3週間は空けて設定する。どうしても素早い提出が必要な場合は必ず理由を明記しよう。例え断られても恨まないこと。稀に1日で提出してくださる方もいるが、大体がたまたま余裕があったからなど偶然の結果なので、普通はあり得ないものと思っておいたほうが良い。
スケジュールの決め方は←リンク「ボイスドラマの作り方」を参考にしてください。
・作品の公開方法
サイトにてストリーミングで公開、ケロログ、YouTubeにて公開など。
・収録方法
ファイル形式(wav,mp3,wmaなど拡張子やビットレート)、ファイル名の指定。クリエイター側に任せる場合はそのように明記。
なるべく指定してほしいというボイスコが多いのと、ボイスコに任せた結果編集しにくい形式で自分が困ってしまうというケースもある。
その場合は無論自業自得なので相手を恨まないこと。
相手のためにも自分のためにも、自分で決めて指定したほうが良い。
・提出方法
メールにて直接添付、Dropbox経由、圧縮して提出(拡張子zip,rarなど)、スカイプにて送信など、色々な方法がある。扱いやすい方法を指定しよう。
ボイスコ側で出来る提出方法が明記されている場合もあるので、その範囲で指定する。
・コンテンツのURL
公開するサイトのURLを明記する。YouTubeのみの場合はその旨を伝える。
・作品内の用語の読み方や特殊なアクセントの指定
これらは指定がないとボイスコがわからないため、こちらで読み方を録音して見本として添付するなどの配慮が必要。
作品内の用語でなくても、アクセントが微妙な言葉はこちらで指定するとリテイクの危険を摘むことが出来る。
・その他
初めましての挨拶、サンプルボイスや出演作品を聞いた感想など、一言二言でいいので書いておく。一言の感想も思いつかないような声に依頼をしたところでいい作品は作れないので、感想が思いつかないなら依頼する必要はないし、そもそも相手に失礼である。
年齢制限のある作品や、政治思想や宗教観への言及が含まれる作品などは、その旨を必ず明記する。また、そもそもそういう作品の出演依頼は受け付けていないボイスコもいるため、依頼受け付け可否は必ず事前にチェックする。