パソコンや機材類、レンタルサーバーの多様化・低価格化に伴い、誰もが手軽に自分のスキルを公に発表できるようになっていった。
声優やイラストレーター、ミュージシャン。憧れる人の多い華やかな世界の人たちに、今や誰もが簡単になれる時代である。
自前のマイクやミキサーを扱い、ボイスドラマを作ったり、歌を歌ったりしているのが小中学生、などというのもそう珍しいことではない。
こういったクリエイティブな分野は、元々は限られた人しか触れられない世界であったが、今は比較的簡単に擬似的な体験が出来るようになってきたというのは大変良いことだと個人的には思う。小さな夢を叶えやすい環境からは、やがて大きな夢を願い、叶えられる場所が生まれると思うからだ。
一方で、企画を完成させられない、連絡を取れないなど、悲しい問題が目立ち始めた印象も否めない。
立てた企画を完成させられない、そもそも連絡を取れないというのは本来論外とも言える状態である。企画とはある程度先を見越して立てるものだし、ネットという接点しかない間柄で音信不通になるのは、連絡をしている側に言わせれば死んだも同然である。
クリエイティブな活動を始めるのは素晴らしいことであるが、人との信頼関係で成立する要素の多い活動である以上、心構えは非常に重要であることを肝に銘じておきたい。
そこで、これから活動者として身を立てる方、活動者と関わっていく企画者の方、その両者が注意すべき事柄をここにまとめる。厳しいことを書くこともあるかもしれないが、これらは企画を通じて色々な人と関わっていく中できっと参考になることだろう。
お互いが気持ちよく、いい仕事が出来たといえるような、Win-Winの関係を作るための参考にして欲しい。
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代表 桜田麩
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