「クリエイターに仕事を依頼するというのはどういうことか」というマインドはしっかりと持っておかなければならない。
基本的には自分にできない範囲の仕事を手伝っていただくということになり、それはつまり自分のために相手の時間をもらうということになる。
この辺りの認識を誤るとトラブルにつながりかねないので肝に銘じておくこと。
また、ネット上で活動するクリエイターは、これといった報酬などを定めることなく厚意により仕事を受けている方が多いが、本来ならばお金を支払うべき仕事を依頼しているということ、それを何の代償もなしに引き受けてくださることへの感謝を忘れないことだ。これは非営利の企画だろうと全く関係はなく、儲けるためじゃなければお金を払わなくていいという理屈は通らない。
また、人間同士のやりとりであるためもちろん最低限のマナー、相手の生活事情なども考慮しなければならない。企画者、管理者が偉いという考えは一切通用しない。そもそもどちらが偉いという関係ではないことも忘れずにおきたいところである。
次頁より、実際に依頼をするにあたり気をつけなければならない項目についてまとめていく。しっかりと心得て、楽しい作品づくりを始めよう。